日系人のペルー社会への融合 (スペイン語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(スペイン語)ペルー人と(日系人)の融合が完全ではないのうことは、多くの日系人は未だに初期の移民と同じような考えが少なからずあるからです。日本人移民の子孫である我々には、当初の移民の考えや理論が強く残っているのです。例えば、貯蓄意識、逆行に立ち向かう意識、連帯意識等です。これが悪いと言っているのではないのです。非常にいい側面もありますが、そうでない部分もあるのです。初期の移民が最終的に考えたことは何でしょうか?それはいずれ“帰る”ということです。だから、社会に融合しなかったのかもしれません。 でも、時は過ぎ皮肉にもその子孫である我々には帰るところはないのです。また、帰る理由もないのです。そして、90年代の日本へのデカセギ現象で大きな事実と現実に直面したのです。我々は日本にいる日本人ではなく、ペルーの人間であるということです。確かにペルーでも我々は尊敬され親しまれていますが、そうでない部分もあるのです。こうした両面と共存しなければならないのです。だから、こうしたことをこのように考えている以上、我々はまだ「移民(定着した、融合した地元の人間でないと言う意味で)」なのかも知れません。

日付: 2008年2月26日
場所: ペルー、リマ市
Interviewer: ハルミ・ナコ
Contributed by: ペルー日系人協会 (APJ)

dekasegi identity immigration peru

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