(英語)エド・カキタさんとローズ・オチさんは、当時、知事の任命担当秘書だったJ・アンソニー・クライン氏、トニー・クライン氏に会うためにサクラメントへ行く計画を立てていました。現在クライン氏は、サンフランシスコ控訴裁判所の裁判官です。彼らの目的は、裁判官になる準備のある、意欲的かつ能力ある日系人弁護士を裁判官に指名してくれるよう強く推すことにありました。直前にローズが行けなくなり、私はエドに一緒に行きたいかどうか聞かれ、行くことにしました。 私は、その時の面会で(初めて)トニー・クライン氏に会いました。私たちは、裁判官に任命、または昇格されるべき人たちの話をしました。ジェリー・ブラウン知事は、マイノリティを裁判官へ任命することに強い関心を持っていると、クライン氏は言いました。彼らは、州内で適任者を探しているところでしたが、あまりうまくいっていないということでした。当時は、市の裁判所と高等裁判所がありましたが、市の方で裁判官になるには、弁護士として5年の経験が必要で、高等裁判所の方は、10年必要でした。資格があったとしても、裁判官になることに興味がなければ人は見つからないということでした。私にとって、この話は大変興味深い新事実でした。 また、この話を聞くまでは、裁判官になろうなんて考えたこともありませんでした。私は、今後任命される機会があるかもしれないと思い、裁判官に申し込むことにしました。あの時ミーティングに行かず、会話に参加していなかったら...エド・カキタさんも、私の背中を強く押してくれていました。
日付: 2012年7月10日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ローレンス・ラン
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター; Japanese American Bar Association