大戦中カナダ政府の許可を持って出版した邦字新聞 (英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語)トム・ショウヤマらがちょうどその頃運営していた新聞、ザ・ニュー・カナディアンが、真珠湾攻撃の直後、12月に発行が停止されました。でも、その後、政府は彼らのところへやって来て、情報がほしいのでそのことを日本人に知らせたい、と言ってきたんです。「その新聞を通して、日系人に対し(名前を)登録するよう通知してほしい」というんです。それは1月のことで、日本人には登録の義務がある、と政府は言ったそうです。トムは、「発行する新聞がなければできません」と伝え、「それ以前に記事を書かせてもらえなければできませんよ」と付け加えたんです。政府にとって日本語は外国語でしかなく、暗号だと思っていたので、トムが英日両方で記事を書くということ自体、好ましく思っていなかったんですね。それで政府は、「誰の権限で命じられているのかは分からなくても、とにかく登録を呼びかけることはできるだろう」と言うので彼は、「情報をもらえないことには書けません。単に登録するように、という声明を載せることはできません。なぜそうする必要があるのか理由も知らせなければいけません」と言いました。実際のところ、政府は戦時措置法に基づいてこの通知を出そうとしていたのです。いずれにせよ彼らは、「分かった。新聞再開の許可を出そう」と言い、政府は再びトムが新聞を発行することを認めたのです。 

日付: 2006年7月25・26日
場所: 米国、ワシントン州
Interviewer: トム・イケダ
Contributed by: Denshō: The Japanese American Legacy Project.

Canada newspapers The New Canadian World War II

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