証言者の背景にある怒りを理解すること(英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語)証言を5分以内に留めてくれるよう頼んでも、証言台に立つ人は皆5分を超えて証言します。日系アメリカ人が物静かだという人がいますが、間違っていますね。彼らは、延々と話し続けます。僕は自分の席に座り、ある男性が立ち上がりました。僕は、証言を5分に留めてくれるよう、全員に向かってお願いしました。次の証言者は、ジェームズ・マツオカ氏でした。彼は、僕が言ったことに嫌悪感を示し、怒り出しました。「自分は、この証言台に立つのに40年も待った。今度は5分で黙れと言うのか!」彼は抗議し、「よくもそんなことを言えたもんだ」っていうんです。

彼は、議長である僕をひどく非難しました。 僕は議長席に座りながら、こう思いました。「ちょっと待ってくれ。俺も強制収容所に居たんだ。俺だって被害者だ。俺に八つ当たりしないでくれ」と。でも、僕はハッとして、「待てよ。この人は、僕を政府の代表者と思ってこんなことを言っているのか。僕がたまたま日系人で、このセッションの議長を務め、強制収容所に居たという事実は関係ないのだな」彼にとって僕は、政府なのです。そして僕は、「彼は正しい、正しいよ」と思いました。そして僕は、「我々がこのような言い合いをして時間の無駄をするより、証言をされてはいかがですか?」と言い、対処しました。彼は、証言を始めました。

日付: 1998年8月27日
場所: 米国、ペンシルバニア州
Interviewer: ダーシー・イキ、ミッチェル・マキ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

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