ニッケイを見いだす:詩のコラム
思慕

1900年8月30日、千葉県中野(現・君津市)生まれ。1920年代前半にシアトルに移住する。1943年から45年、ワイオミング州ハートマウンテンの強制収容所に家族と共に勾留され、ここで『加州毎日』の歌壇選者だった歌人、高柳沙水に師事し短歌を学ぶ。1955年、年始に皇居で行われる歌会始(うたかいはじめ)に入選し、短歌が詠まれる。1958年、短歌結社『歌と鑑賞』に参加し、1960年には夫のゲンノスケと歌集『ミシガン湖畔』を出版する。孫のナンシー・マツモトがこの歌集の英訳版を編集し、近く刊行が予定されている。登美子は2005年に亡くなった。
(2018年10月 更新)