エスター・ニューマン

(Esther Newman)

エスター・ニューマンは、カリフォルニア育ち。大学卒業後、オハイオ州クリーブランドメトロパークス動物園でマーケティングとメディア製作のキャリアを経て、復学し20世紀アメリカ史の研究を始める。大学院在学中に自身の家族史に関心を持つようになり、日系人の強制収容や移住、同化を含む日系ディアスポラに影響を及ぼしたテーマを研究するに至った。すでに退職しているが、こうした題材で執筆し、関連団体を支援することに関心を持ち続けている。

(2021年11月 更新)

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次の世代へ:30歳未満のニッケイヒーロー

Miye Sugino—Art as Advocacy: “To me, art is a reclamation of identity”

As one of JANM’s 30 Changemakers Under 30, Miye Sugino had amassed an impressive body of work and accomplishment most adults never achieve, all before receiving her high school diploma. Miye’s art and writing has gained national and international recognition including being one of twenty U.S. Presidential Scholars in the Arts through the National Young Arts Foundation. In addition, she has been an art mentor at San Quentin Prison through Empowerment Avenue and an intern at Loyola Law School’s Project for the Innocent. Miye, born in Chicago to a Japanese American father an…

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私たちの物語の力

The Power of Persistence: Tour Manzanar with Nell Yukiye Murphy

Nell Yukiye Murphy knows the importance of keeping a significant part of Japanese American history alive and she also knows the power of persistence. That makes her a natural choice to be profiled for Discover Nikkei’s series, The Power of Our Stories. Nell has developed and produced a virtual tour of Manzanar, “Journey to Manzanar,” and thanks to her persistence, it’s now accessible to everyone.  Nell Murphy is from Northeast Los Angeles and at 18 years of age, she’s already seen quite a bit of the world. Interviewed via email, Nell wrote, “As a ki…

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次の世代へ:30歳未満のニッケイヒーロー

ヴィニ・タグチ: 社会正義を求める土木技術者 - その2

その1を読む>> JACLへの加入 ヴィニが初めて参加したアジア・太平洋諸島系アメリカ人が全参加者を占めるプログラムは、『カケハシ』プログラムだった。「日本人の友人と一緒にいるときより、自分が居心地良く感じていることにすぐに気付きました。突然僕は、さまざまな人種的なアイデンティティーと日本語能力を持つアメリカ人の多様なグループの中にいました。ここでも僕の背景は特殊ではありましたが、いつもよりそれほど“異質”ではなかったのです」。 「カケハシ・プログラムでの旅行の後、僕は、自分の中に新たに芽生えた日系アメリカ人としてのアイデンティティーとつながっていたいと強く望みました。でも、どうすればいいのか、すぐには分かりませんでした」。カケハシ・プログラムの同窓会イベントやJACL支部の会合に行くには車で4時間もかかるので諦めましたが、ノースカロライナ日本センターの活動への参加を続けました。しかし、「参加者は日本人移民一世と日本語や日本文化に関心を持つ非日本人が主だったので、僕が求めていた日系ディアスポラとは少し違いました」。 2016年、ヴィニは大学院進学のため、ガールフレンド(現在の妻)のミカエラを伴いミネソタに引っ越し、ミカエラに背中を押され、JACLツインシティ支部(TCJACL)に加入した。「イベントへの参加に始まり、次に理事会に招かれるよう…

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次の世代へ:30歳未満のニッケイヒーロー

ヴィニ・タグチ: 社会正義を求める土木技術者 - その1

ヴィニシウス・“ヴィニ”・タグチは、文化の枠を超えて相互につながる今日のニッケイコミュニティのあり方を体現している。彼のものの見方は、彼自身の背景と同じように広く、社会正義に重点を置いた仕事や使命を持っている。彼は、一世でありながら五世でもあり(米国への移民一世ですが、文化的には日系四世や五世にあたる)、ブラジル人でありながらアメリカ人でもあり、土木技術者でありながらコミュニティの活動家でもある。そして「30歳未満のニッケイヒーロー」シリーズで紹介した他の若者たちと同じように、彼の人生はまだ始まったばかりだ。   家族について ヴィニは、4大陸にまたがる自身の日系ルーツをたどるため、家族の物語や資料、写真を収集している。母方の祖父イサオ・タグチは、北海道の中心都市だった函館で店を営むヨシオとウタコ夫妻の子として1938年に生まれた。 ヴィニは次のように語ってくれた。「祖父は、1歳くらいの時に店の上階の窓から転落したようですが、幸い正面玄関の日よけに救われました。その事故について書かれた新聞記事があるようなので、いつか古いマイクロフィッシュでその記録をたどってみたいと思います」。 しかしそれは、一家にとっての重大な転落事故ではなかった。武士の家系で日露戦争では将官だったウタコ(旧姓ワタナベ)の父は、戦後、雪下ろしをしていた時に屋根から…

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Telling the Story to Understand the History

When Japan bombed Pearl Harbor on December 7, 1941 and the United States entered WWII, thousands of American citizens who shared ancestry and facial features with the enemy and suddenly faced an overwhelming question. What would they, Japanese Americans, have to do to prove their loyalty to the country of their birth? Daniel James Brown’s Facing the Mountain examines the price of patriotism Japanese Americans paid through the lives of four young Nisei men—Rudy Tokiwa, Fred Shiosaki, Kats Miho, and Gordon Hirabayashi—three of whom were members of the 442nd Regimental Comba…

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