Material contribuído por albertomatsumoto

The Nikkei of Latin America and Latino Nikkei

「国際日系デー」の意義〜次世代のアイデンティティー発見

Alberto J. Matsumoto

2018年6月ホノルルで同時開催された「ハワイ日本人移住150周年記念式典」と「第59回海外日系人大会」の場で、6月20日が「国際日系デー」に制定された1。この「国際日系デー」を提唱したのは、沖縄県名護市に在住している日系アルゼンチン人のアンドレス比嘉さん2と日系ペルー人のアンドレス正(ただし)伊佐さん3である。沖縄出身の先祖を持つこの二人4は、世代が進むにつれてルーツが薄ていくことに危機感を持ち、2015年から「世界ウチナーンチュの日」構想を練り始め、翌年第6回ウチナーンチュ大会の時にそれを実現した5。二人が「日系のルーツを誇りに思うきっかけになってほしい」という思いのもと「国際日系デー」構想が承認されるよう各関係機関に働きかけたのもこの頃だった。そして2017年9月、ペルーのリマで開催されたパンアメリカン日系人大会で正式にこの案が紹介され、参加国の賛同を得たのである6。

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日本の外国人労働市場:ロボットやAI導入による今後の影響

Alberto J. Matsumoto

日本には約300万人の外国人が居住しており、そのうち就労者は166万人である。前年と比べると13%増加している1。その理由は、経済連携協定(EPA)締結によって、ここ数年アジア諸国からの技能実習生が増加したからである2。日本の外国人労働市場の7割はアジア諸国からの労働者が占めており、その多くは技能実習生として単身で来日している。出入国在留管理庁によると、2019年12月現在、40万人が技能実習ビザで在留しており、その半分以上はベトナム国籍、次いで中国、インドネシア、フィリピン、ネパールの順にある3。他方、就労者として在留している。ブラジル人は13万人(8.2%)、ペルー人は約3万人(1.8%)で、外国人就労者全体の1割にしか満たない。

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2018年ラテンアメリカの次世代日系人の実相調査についての考察: 第3部 キューバ

Alberto J. Matsumoto

第2部 アルゼンチン >>

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2018年ラテンアメリカの次世代日系人の実相調査についての考察: 第2部 アルゼンチン

Alberto J. Matsumoto

第1部 メキシコ >>

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2018年ラテンアメリカの次世代日系人の実相調査についての考察: 第1部 メキシコ 

Alberto J. Matsumoto

はじめに

Kizuna 2020: Nikkei Kindness and Solidarity During the COVID-19 Pandemic

日本の日系ラティーノの新型コロナウィルスに対する迷いと希望

Alberto J. Matsumoto

2020年4月16日現在、新型コロナウィルスが全世界に拡散し猛威を振るっており、その状況は日々変化している。今年2月3日、横浜に大型クルーザーが寄港した1。これが日本の見えないそれもまだ十分に知られていない「敵」との戦いの始まりだった。感染拡大を防止するため、3月に学校の一斉休校やイベント自粛要請が出た。3月に入るとイタリアやスペインをはじめとする欧州全体の出入国規制も厳しくなり、その反動で中南米諸国も同じような措置をとった。最終的には国や州別のロックダウン(都市封鎖)が行われ、一部の国では兵士の警備が伴う夜間外出禁止令が発せられた。我々一般市民は、きちんとした手洗いやマスク使用、部屋の換気や三つの密「密閉空間、密集場所、密接場面」をつくらない、外出を極力控えるという予防策をとることが推奨された。しかし、世界でのコロナウィルスの猛威は収まらず、ここ数週間ネット上では、日本政府は「なぜ非常事態宣言をせずロックダウンしないのか2」と政府の遅い対応へかなり厳しい指摘が相次いだ。「感染者数や死亡者数を隠匿しているのではないか」という陰謀説まで出てきた。そんな中、4月7日の夕方、日本政府は緊急事態宣言を都心部を中心に発令、16日に緊急事態宣言を全国へ拡大した。

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2021年パラグアイCOPANI ~ 私の願い-その2

Alberto J. Matsumoto

その1を読む >>

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2021年パラグアイCOPANI ~ 私の願い-その1

Alberto J. Matsumoto

第1回目のCOPANI(Convención Panamericana Nikkei パンアメリカン日系人大会)は1981年にメキシコシティーで開催され、昨年9月にはサンフランシスコで第20回大会が行われた。ここまでCOPANIが続けられた背景には、創設者の一人でメキシコの日系二世、実業家のカルロス春日氏の貢献は無視できないだろう1。北米でCOPANIが開催されたのは、1989年のロサンゼルス大会、2001年のニューヨーク大会、2005年のバンクーバー大会に引き続き今回で4回目で、アメリカ合衆国では3回目の開催であった。サンフランシスコ大会には、少ない実行委員ながらも、約250人が参加した。15年ぶりの北米での開催ということもあり、サンフランシスコのコミュニティ紙『日米ウィークリー』は大会の詳細をとりあげた2。アメリカならではのトピックもあり、中南米や日本から参加した者にとってはやはり元運輸長官のノーマン峯田(ミネタ)氏の基調講演及び出席はとても大きな存在であった。私は、初日の午後に「ラテンアメリカの日系人と日系団体の持続性」というテーマで発表し、微力ながら貢献させてもらった。

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二世代目以降の「県人会」と今後の架け橋としての役割

Alberto J. Matsumoto

近年、南米の日本人移住者と出身県との交流ツールだった「県人会」の形態や役割が変わってきた。戦前は、同郷の人が集まり限られた情報を交換する場であり、残された家族との連絡を橋渡しする機関であった。戦後になると各県からの助成を得て運営する県人会も増え、特に日本が経済大国になった70年代から90年代ぐらいにかけては、各県の助成金をもとに日系二世や三世の短期研修や農業後継者育成や中期留学を援助したり、高齢移住者の里帰り支援や県の若者南米派遣交流事業を展開する県人会もでてきた。移住先では、農村部や都市部にかかわらず、県人会は仲間を助け、親睦を図ってきた。

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「コラボラドーレス会議2018」とブラジル地方の日系社会訪問

Alberto J. Matsumoto

2018年8月末、厚生労働省の招へいでブラジルのサンパウロで開催された「コラボラドーレス会議:現代の日本〜在日ブラジル人の日本社会への統合」という国際シンポジウムに出席する機会を得た。私はこの会議に参加するのを機に、地方の日系コミュニティも訪問した。

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Informação

Es argentino nissei (nac.1962) y desde 1990 reside en Japón. Después de terminar su Maestría en Leyes se dedica a la traducción jurídica y al asesoramiento de los latinos nikkei de América Latina que viven en Japón. Enseña en la Univ. de Kanagawa.

アルゼンチンの日系二世(1962)で、1990年から留学を機に日本で在住。法律の修士を終えて、渉外法務の翻訳や法定通訳業務、コンサルティング等を手掛けている。神奈川大学で教鞭もとっているが、20年前から日本に定住しつつある南米の日系ラティーノのサポートも行っている。

http://www.ideamatsu.com http://www.facebook.com/alberto.matsumoto

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